スイスのスタートアップ(世界のスタートアップトレンド)
世界一物価が高く、年収が高いと言われているスイス。
また母語が4つあり、イタリア語、ドイツ語、フランス語、ロマンシュ語と言語により地域パートが別れている。ちなみにスイスドイツ語は独特の訛りでドイツ人でもわからないことがあるという。
スイスはクレディスイスやUBSなど金融に強いことに加え、ロシュなどの製薬・バイオ産業や『アルプスの少女ハイジ』のイメージ通り乳製品、スウォッチなどの精密機器にも強いという側面がある。
スイスのスタートアップはというと、精密機器のIoT産業がローザンヌやチューリッヒで特に成長している傾向にある。というのは両地域の大学がスタートアップ・インキュベーションに力を入れていて学生がインキュベーションオフィスを通し企業しやすい環境を築いているからだ。また両地域の工業系学部が力を入れていることから、その傾向にある。
ただ今後バイオベンチャーの台頭も考えられる。
金融では意外に今のところ目立ったFintech企業は台頭していないように思えるが、今後はわからない。
潜在的にスタートアップ市場が飛躍・爆発しかねない状況にあり、注目すべきダークホース市場と言える。
written by Daiki Suzuki
0コメント